個人的にはお薦めできません
思春期の頃に著者の最初の本である「自分を愛することから始めよう」に出会い、以後出版された本はすべて読んできて、その深くてあたたかい考え方に心から元気づけられてきました。
本当はひとりでも多くの人に著者の本を読んでいただきたいのですが、私はこの本だけはどうしても全部読むことができませんでした。
この本に限り、なぜか文章がですます調から断定形になったり、表現のしかたが統一されていないのです。
今までのゆっくりとした語り口とは違い、何だか早口でまくしたてられているようで、非常に読みにくい印象を受けました。
書かれてある内容は良いものだし、文章が気にならないのならかまわないと思いますが・・・初めて著者の本を買おうとしている人には、これとは別の本をお薦めします。
今の自分の状態を肯定する
『1日1実践 運をつかみ強く生きる31章』という題名だと、なんとなく お手軽なハウツーのように思えたが、内容はそれ以上だ。この著者の著作やインタビュー記事を10年以上前から読んでいるが いつも励まされるのは、「最悪の状況でも、不安の状態でも、自分 らしく生きろ」というメッセージを強く感じる所である。「不安を 捨てて」「勇気を出せば」幸せになれる、というのではなく、「不安 の状況下で自分なりに動くというのが、苦しいながら一番自分らしいとき で、それが幸せにつながっている」と説く所が、地に足が着いている幸せ を教えてくれる。 今、スピリチュアルな本や、それの延長で経済的な豊かさも解く 本が売れていて、そういう本も読んで励まされ、一時的には自分には 何でもできる、とか思うことはあるが、時間がたって「正気に戻って」 しまったらやはり以前のように落ち込んでしまうのだろうか?と思う ところがある。この本はそうではない。 著者はかつて対人恐怖症があった人で、その経験に基づいた記述も多い ので、人と接するのが怖い、億劫で悩むと言う人にもお薦めしたい。 p.47「素のままの自分をさらけ出す勇気」の章にある「自分を良く見て 貰いたいという感情に流されて、言うことがまどろっこしくなる人が いるが、言うべきことは言う『事実本位』になれ」と言うところは、 私には心に響く内容だった。
気付くことを与えてくれる本
私はこの著者の本を読む度に、良い意味でいろいろなことを考えさせられます。 「人間関係」「友情関係」「愛」「恋愛」「人生」「幸福や不幸」などに不安を抱えて、心を病んでいる現代人がいかに多いかということを痛感します。著者は私達の病んだ心を救おうと、一生懸命本を通して教えてくれているように思えてなりません。 悩まない人間はいないと思いますが、この本の1日目から31日目までを読む中で、自分が抱えている悩みや不安について書かれた章が必ずあると思います。そして、その悩みを克服できた時には、少し不安から解放され心が軽く楽になると思います。 不安を全て取り去ることはできなくても、この本を通じて読む人に何かしら気付かせてくれるものがあるのではないかと思います。
講談社
シンクロニシティ幸せの連鎖―求める答えはそこにある 「あなたの夢」でわかるあなたの運命 (王様文庫) ココロの救急箱 言葉のクセで人生が変わる―幸せをつかむ「聞き方」「話し方」 感じるカラダ。
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